品詞について知ろう!
ここでは、英語の基本的な品詞について知りましょう。
品詞というのは、単語の役割のようなものです。
品詞はいろいろありますが、ここでは基本的な4つを、おおまかに説明します。
1 名詞
名詞というのは、人の名前や、地名、物の名前、出来事を表します。
山田・井上・池田・Michael(マイケル)・・・などなど、人の名前は名詞になります。
物の名前は簡単です。机・ペン・壁・みかん・牛など、数え切れないほどあります。
地名というのは、日本だとか、アメリカといったものです。
出来事というのは、例えば、事件、経験、愛というような単語のことです。
名詞は終わりです。次へ行きましょう!
2 動詞
動詞は、「英文法の基礎1」でやりましたね。(まだの人は先にそっちを見て下さい!)
一応説明します。動詞というのは、主語の動作を表します。
例を見てみましょう。
I went to bed early.(私は昨日早く寝ました。)
「寝た」という動作をしたのは、主語の「私」になるので、「寝た」が動詞です。
では次に行きましょう!
3 形容詞
ここでつまづく人が結構多いです。頑張りましょう!
形容詞というのは、名詞を説明する言葉のことです。次の絵を見てください。
犬の画像というのは、わかりますね。では犬の特徴をあげてみてください。
丸っこいとか、白いとか、かわいいとか・・・いろいろありますね。
まさにそれらが形容詞です。例を見てみましょう。
cute dog(カワイイ犬)
上の例では、カワイイ(cute)という形容詞が、どんな犬(dog)かを説明していますね。
形容詞は、その名詞がどんなものか、どんな状態かを表すことができます。
次が最後です!がんばりましょう!
4 副詞
副詞は、名詞を説明する形容詞と違って、形容詞、副詞などを説明します。
下の例文を見てみましょう。
He is very cool!(彼ってすごくかっこいい!)
かっこいい(cool)は名詞を説明することばなので形容詞ですね。
すごく(very)は、「かっこいい」ということばを説明しています。
逆に、「かっこいい」という形容詞がなければ副詞は使えませんね。
副詞を使うときは形容詞か副詞があることを確認しましょう。
おわりに
- 名詞は、人の名前や物の名前、国の名前、出来事をあらわす
- 動詞は、主語の動作(飛ぶとか食べるとか)をあらわす
- 形容詞は、名詞がどのようなものか、どういう状態かをあらわす
- 副詞は形容詞や副詞を説明する。
以上で4つの品詞の説明はおわりです。
これらも大切なことなので、覚えてくださいね。
では、練習問題を解いてみましょう。
練習問題
1.これらの単語の品詞をこたえてください。
⒜犬 ⒝見る ⒞地球 ⒟かなり ⒠small ⒡beautiful
2.これらの単語の中から形容詞じゃないものを選びましょう。(1つとは限りません)
⒜メガネ ⒝広い ⒞強い ⒟ネクタイピン ⒠red ⒡織田信長
こたえ
1.⒜名詞 ⒝動詞 ⒞名詞 ⒟副詞 ⒠形容詞 ⒡形容詞
⒜はokですね。犬はものの名前(英語では、犬はもの扱いです^^)なので、名詞です。
⒝は、見るという「動作」をあらわしているので、動詞になります。
⒞も、地球という「もの」をあらわしているので、名詞です。
⒟は、形容詞や副詞を説明することばなので副詞になります。
名詞にそのまますごくってつけないですよね。(すごく犬・・・って言いませんね。)
⒠smallは、小さいという意味です。小さいというのは、名詞を説明しますね。
a small man(小さい男)みたいな感じです。
⒡beautifulというのも、名詞を説明することばなので、形容詞です。
2.⒜名詞 ⒝形容詞 ⒞形容詞 ⒟名詞 ⒠形容詞 ⒡名詞
⒜メガネはものの名前なので名詞です。
⒝「広い」ということばは、名詞を説明するので形容詞です。
例:広い部屋,広いおでこ
⒞「強い」という単語も、その人がどんな人なのかを説明しています。
⒟ネクタイピンはものの名前なので名詞ですね。
⒠red(赤い)は形容詞としてでなく、名詞としても使えます。
⒡織田信長は人の名前なので名詞です。
おすすめ本
高校生のひとには
大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎文法編) 大学受験英語 (東進ブックス) [...
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とにかく、英語が苦手な人にはとくにこれをおススメします。
僕は、この本を読んで、英語完全初心者から抜け出しました。
本当に最初から説明してあるので、抜け目なく英語が理解できます。
中学生のひとには
英文法のトリセツじっくり基礎編 英語負け組を救う丁寧な取扱説明書 [ 阿川イチロヲ ]
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この本は、いくつかの巻にわかれているのですが、その中で一番基本の本です。
中学校でやる文法の基礎を学べますよ。