中学校・高校の英文法をやさしく解説するブログ

英文法が苦手な中学生・高校生向けにできるだけわかりやすく解説します。勉強したいところを、右の欄のカテゴリから選んでください。

主語、動詞、目的語について知ろう!

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ここでは、基本的なことについて理解しましょう。次の文を見てください。

 

①ぼくはネコが好きです。

 

②I like cats.

 

 ②の文章では、Iが主語で、likeが動詞、catsが目的語です。

 

いきなり難しい用語が出てきてとまどいましたか?これから解説します。

 

 

英文法の基礎その1 主語              

主語というのは、文章の中で、動作をしている人やもののことです。

下の画像を見てみましょう。

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 泳いでいますね。では、「何が」泳いでいますか?

 

・・・・・・・犬ですね。上の画像では、犬が泳いでいます。

 

上の画像では、動作をしているものは犬なので、犬が主語になります。

 

英語の主語は、日本語の、”~が”や、"~は"のようなものですね。

 

The cat runs fast.(その猫は早く走ります。)

英文法の基礎その2 動詞               

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さて、主語は分かりましたか?次は動詞です。

 

 主語がわかれば動詞は余裕です。動詞は主語の動作をあらわします。

 

起きる、食べる、遊ぶ、勉強する、寝る・・・どれも動詞です。

 

例えば、The dog swims.(その犬は泳ぐ。)という文章では、どれが動詞ですか?

 

・・・・・・泳ぐ(swim)ですね。泳ぐという動作をあらわしています。

 

I eat breakfast every morning.(毎朝、あさごはんを食べます。)

英文法の基礎その3 目的語             

 さて、最後の目的語ですが、こいつはちょっとくせものです。

 

まず、主語と動詞はほとんどの文章にあると思ってください。(例外はありますけど。)

 

主語がないと何が/誰がやったのか、動詞がないと何をしたのか分かりません。

 

ただ、目的語はすべての文章にあるとは限りません。まずは主語と動詞の確認です。

 

主語は日本語で言うと"~が"で、動詞は動作を表すんでしたよね。

 

目的語は、動作の対象を表わすことばです。

 

動作の対象ってどういうことでしょうか?下の画像を見てください。

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上の画像で男の子は何をしていますか?

 

・・・・・ボールを蹴っていますね。(まだ蹴ってないという突っ込みは勘弁!)

 

ここまで学習した皆さんならわかると思いますが、主語は男の子で動詞は蹴るです。

 

この文章での目的語はボールです。

 

このボールは、「蹴る」という動作を受けていますね。

 

会話で、相手に「蹴ったよ。」と言ったら、多分相手は「何を?」と聞き返しますね。

 

~したよ。といって、何を?と聞き返されそうな文では目的語が必要になります。

 

日本語に訳すと"~を"という訳になることが多いです。

 

I know you.(俺はお前を知っている。)

おわりに                      

  • 主語は何かの動作をする人や物のこと。日本語でいうと"~が"や、"~は"
  • 動詞は動作を表す。例:飛ぶ・殴る・読む・切る・叫ぶ
  • 目的語は動作の対象を表す。日本語で言うと"~を"や、"~が"
  • 主語、動詞はほとんどの文章で出てくる。

 

お疲れさまでした!

 

これで、英文法の基礎の基礎はやり終えました。

 

これらのことは、中学校でも高校でも必要なので、必ず覚えておいてくださいね。

 

最後に練習問題をやってみてください。

 

練習問題                      

 1.次の文章の主語、動詞、目的語はどれですか?目的語はない場合もあります。

⑴僕は君が好きだ。

⑵僕はその料理を食べた。

⑶彼らは毎日走ります。

⑷He died.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こたえ

⑴主語:僕(は) 動詞:好き(だ) 目的語:君(が)

好きと言うと動作という感じがしませんが、英語では好きというのも動作です。

"好き"とか、"嫌い"のような好き嫌いや"欲しい"などの願望は動詞で表します。

で、誰のことを好きかというと、君のことが好きなんです。なので、目的語ですね。

好きという対象が「君」に向かっています。では「君」に好意を持っているのは?

・・・「僕」ですね。好きという動作をしているのは「僕」なので、主語になります。

 

⑵主語:僕(は) 動詞:食べた(食べる) 目的語:その料理(を)

余裕ですね。食べるという動作をしたのは「僕」だから、「僕」が主語。

「食べる」というのは動作だから動詞。

食べるという対象にされたのは、「その料理」だから、「その料理」が目的語です。

 

 ⑶主語:彼ら(は) 動詞:走ります(走る) 目的語:なし!

走るという動作をしたのが「彼ら」なので、「彼ら」が主語です。

「走る」というのも動作ですね。

さて、ここはひっかけです。目的語はありません。

理由は簡単。動作の対象がないからです。

例えば、「僕が彼を殴った」という文章だと、殴るという対象が彼に向いています。

だから、目的語は「彼」です。

しかし、「走る」という動詞は、別に動作の対象とかはありません。

このように、動作の対象がない場合は、目的語を入れる必要はありません。

 

⑷主語:He 動詞:die(d)

まず、「死ぬ」という動作をしたのが「He」なので、主語は「He」になります。

さて、「死ぬ」という動作も、ほかのものを対象にすることはありません。

「死ぬ」というのは、主語の単なる動作です。(いつか解説します。)

 

おすすめ本                      

高校生のひとには


 

 とにかく、英語が苦手な人にはとくにこれをおススメします。

 

僕は、この本を読んで、英語完全初心者から抜け出しました。

 

本当に最初から説明してあるので、抜け目なく英語が理解できます。

 

中学生のひとには


 

 この本は、いくつかの巻にわかれているのですが、その中で一番基本の本です。

 

中学校でやる文法の基礎を学べますよ。